早川惠美子

幼少より橘秋子バレエ団の教師であった母、早川和子に師事を受け、6歳で橘バレエ学校に入学。同バレエ学校第5回卒業生。1957年、牧阿佐美バレヱ団結成時、最年少で参加。記念公演で「白鳥の湖」オデットを踊る。同年アレキサンドラ・ダニロワ公演に大原永子らと共に「四羽の白鳥」で出演。1964年、同バレエ団退団。早川惠美子バレエ研究所を開設。1965年、スターダンサーズ・バレエのアントニー・チューダー公演のオーディションを受け、公演に参加。以後、同バレエ団に所属。1970年退団まで全公演の主要パートを踊る。1972年、井上博文バレエ団において、主役を務めるかたわら、教師・バレエミストレスを務める。井上バレエ団退団後フリーとなり、日本バレエ協会、東京バレエセンター、スターダンサーズ・バレエ、東京バレエグループ、佐多達枝リサイタル等で活躍。1983年9月、東中野の「スタジオトゥループ」に早川惠美子・博子バレエスタジオを開設。2008年6月、新宿落合に「Studio Full Up」に専用のスタジオを開設。1990年5月、早川惠美子・博子バレエスタジオ第1回公演を開催以後、毎年定期的に公演を続けている。その他、日本バレエ協会、オペラの振付等を担当。1993年、第4回公演「愛の妙薬」において博子と共に、平成5年度(第48回)文化庁芸術祭賞を受賞。2002年、日本バレエ協会理事に就任。現在は岡山、福山、に於いても指導をしているほか、NBAコンクール、横浜コンクール、埼玉舞踊コンクール等の審査員も務めている。新書館「ティアラといっしょ」やさしいバレエの監修も手掛けている。
2006年の自主公演にデヴット・ロング氏を招聘し「卒業舞踏会」上演、その後現在まで公益社団法人日本バレエ協会の「卒業舞踏会」の振付指導を担当している。
2024年9月日本バレエ協会の理事を退任。

【主な振付作品】
創作バレエ:「情念」「チェネレントラ」「愛の妙薬」「名探偵ホームズ登場」「コンチェルト」「プレイビゼー」
全幕バレエ:「ドン・キホーテ」「くるみ割り人形」「白鳥の湖」「ジゼル」「シンデレラ」「眠れる森の美女」